大阪府教育庁は9日、2016年秋に学校近くのマンションから転落死した府立高2年の男子生徒=当時(17)=が、複数の同級生から暴力を含むいじめを受けていたとする第三者委員会の報告書を公表した。亡くなる直前には「心理的に相当な不安や負担があった」と指摘しつつ、自殺かどうかやいじめとの因果関係については判断を示さなかった。

 生徒は教諭にも相談していたが、学校側は指針で定めた「いじめ対策委員会」を一度も開かなかった。教育庁高等学校課の中島彩子参事は記者会見で「学校にいじめへの対応、基礎的知識が欠けていた」と陳謝した。