オリンパスの巨額損失隠し事件で、粉飾決算を手助けしたとして金融商品取引法違反ほう助や詐欺の罪で懲役4年、罰金1千万円の判決が確定した野村証券の横尾宣政元支店長(65)が9日、東京地裁に再審を申し立てた。粉飾を知らなかったことを示す新証拠が見つかったとしている。

 粉飾に使われたリヒテンシュタインの銀行を元支店長がオリンパス経営陣(当時)に紹介したことが有罪認定の根拠の一つとされた。しかし、関連する民事訴訟の判決は、銀行とオリンパスの接触は元支店長とは関係なく始まっていたと認定。再審請求では、この訴訟でのオリンパス旧経営陣らの供述を新証拠として提出した。