国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は8日、干ばつなどの増加で2050年に穀物価格が最大23%上がる恐れがあり、食料不足や飢餓のリスクが高まると警告した特別報告書を公表した。地球温暖化が土地に与える影響をまとめており、水不足にさらされる人口も増えるなど影響は多岐にわたると指摘。IPCCは、来年に本格始動するパリ協定の下で対策を強化するよう訴えている。

 報告書によると、砂漠化などで作物と家畜の生産性が下がる。水不足や干ばつにさらされる人口は、産業革命前と比べ今世紀末に気温が1・5度上がる場合は50年までに1億7800万人に上ると見積もった。