豚コレラの感染経路を調べる農林水産省の疫学調査チームは8日、豚に感染した6月までの一連の事例分析を総括した中間とりまとめを公表した。東アジアからの旅行客が不正に肉を持ち込むなどしてウイルスが日本に入り、ウイルスを含む肉が廃棄されて野生イノシシに感染したのが発端になった可能性があるとの見方を示した。

 過去に日本で発生したウイルスと遺伝子の特徴が異なることなどから、中国かその周辺国から侵入と推定。最初に発生が判明した岐阜市の養豚場が最も早く感染したと分析した上で、海外との接点が確認されなかったため、野生イノシシが豚より先に感染し、ウイルスを広げたとみている。