日本建築学会近畿支部は8日、大阪メトロが計画する地下鉄の駅改装について、現在の歴史的な価値を損ねないよう求める要望書を同社に提出した。大阪メトロは昨年12月、2025年大阪・関西万博を視野に入れ、大阪の大動脈となっている地下鉄の御堂筋線と中央線で計15駅を24年度までに大刷新すると発表。心斎橋駅などのデザイン案に「派手すぎる」「悪趣味だ」などの批判が相次いだ。

 同支部の笠原一人京都工芸繊維大助教(近代建築史)は、改装が予定される地下鉄の駅は、開放的で高いアーチ型の天井で空間を広く使い、装飾を排除したシンプルさを特徴とした近代建築だと説明した。