【ソウル共同】日本で公開中の韓国映画「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」のモデルとなった元韓国人工作員が8日までに共同通信の取材に応じ、韓国の広告会社専務として北朝鮮に潜入し情報収集に従事、故金正日総書記との面会も果たした経験を赤裸々に証言した。

 元工作員は朴采緒氏(65)。韓国軍の情報部門で90年代、北朝鮮の核開発に関する情報収集に成功し、情報機関の国家安全企画部(現・国家情報院)にスカウトされた。

 「当時、北朝鮮でのヒューミント(人的情報活動)が非常に限られていた。北朝鮮の首脳部の考えを現地で把握するのが重要だった」と朴氏は振り返る。