奈良市の奈良国立博物館は8日、第71回正倉院展(10月26日~11月14日)の詳細を発表した。奈良時代に聖武天皇が履いたという靴や色鮮やかな献物用の台など全41件(初出品は4件)が公開される。

 「衲御礼履」はつま先が反り上がった儀式用の靴で、赤く染めた牛革の表面に真珠やガラスの飾りが付いた豪華なもの。752年の東大寺大仏開眼会で聖武天皇が履いたと考えられている。

 供物を載せる台「粉地彩絵八角几」は、赤、青、緑など色とりどりの花模様が鮮やか。正倉院に伝わる多数の台の中でも最も華麗なものとして知られ、東大寺の法要などで用いたとみられる。