国立がん研究センターは8日、質の高いがん診療を行う全国の「がん診療連携拠点病院」の大半が参加した調査で、2009~10年にがんと診断された患者の5年後の生存率が66・1%だったと発表した。08~09年に比べて0・3ポイント向上した。12年にがんと診断された患者の3年後の生存率は72・1%で11年に比べ0・8ポイント改善した。

 他の統計データを含めて見ると、生存率は1990年代後半から伸び続けており、治療の進歩や検診の普及などが貢献したとみられる。ただ膵臓がんの5年生存率は9・6%にとどまるなど、難治性がんの対策が改めて課題として浮き彫りになった。