【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)が9月に追加利下げに踏み切るとの観測が市場で強まっている。米国と中国の貿易や通貨政策を巡る対立激化で、世界経済の先行き不透明感が一段と強まり、FRBが対応せざるを得ないとみられているためだ。

 FRBは7月31日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、10年7カ月ぶりに主要政策金利を引き下げ、年2・0~2・25%とすることを決めた。だがトランプ大統領が翌8月1日、中国からの輸入品3千億ドル(約32兆円)分に9月から制裁関税を課す意向を表明。以後、中国との制裁・報復合戦が泥沼化した。