長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で、多くの人が犠牲になった事実を伝えようと進める被爆者の遺影登録が伸び悩んでいる。3月末時点で、長崎原爆の死没者名簿に約18万人の記載があるのに集まったのは4%台の7746人。背景には周知の難しさがある。長崎は9日で原爆投下から74年。祈念館の担当者は「原爆被害をより現実味を持って伝えられる」と、遺影継承の意義を説く。

 長崎の祈念館では2003年の開館に先立ち01年度から収集を始め、初年度は2251人分が集まった。最近の登録は年間300人ほどという。

 登録の問い合わせは、長崎の祈念館が電話095(814)0055。