非政府組織「ピースボート」は6日、広島で被爆したピアノやバイオリンを使い、核兵器のない平和な世界を願う演奏会を広島市の広島港に停泊中の船で開いた。370人が乗船し、柔らかな音色に耳を傾けた。

 ピアノは学徒動員先で被爆死した広島女学院専門学校(現・広島女学院大)3年、河本明子さん=当時(19)=の遺品で、2005年に修復された。バイオリンは、広島で音楽教師として活躍し、被爆したとされるロシア人の故セルゲイ・パルチコフ氏の愛用品。演奏と併せ、広島市の中高生が2人と楽器について朗読で紹介した。