地金大手の田中貴金属工業は6日、1グラム当たりの金を前日比73円高の5437円で販売した。小売価格で、この水準はイランのイスラム革命に伴う第2次石油危機などから国内物価が高かった1980年2月以来、約40年ぶりの高値となる。

 米国と中国の貿易摩擦や通貨政策を巡る対立から世界経済の先行き不安が強く、安全資産とされる金の需要増加を反映する高価格となった。

 株価と債券価格が不安定な一方で、金の先物価格は高い。金そのもの自体に価値があり「紙切れ」にならないためだ。

 約40年前の80年はインフレだった。