世界のビール業界で再編機運が高まっている。「バドワイザー」や「コロナ」といった著名ブランドを持つ首位のベルギー企業が、債務が巨額に膨らんだことで拡大路線を見直し、事業売却を加速し始めたためだ。日本勢では、アサヒグループHDが買収に参戦。投資ファンドなども狙っているもようだ。

 世界首位のアンハイザー・ブッシュ・インベブは「ビールの巨人」と呼ばれシェア約3割、現在2位のオランダのハイネケンに圧倒的な差をつけている。

 巨額買収の実現と引き換えに負債残高は18年末に1千億ドル(約10兆6千億円)を上回る規模になった。債務圧縮策として浮上したのが傘下企業の売却だ。