国際柔道連盟(IJF)のマリアス・ビゼール会長は31日、東京・日本武道館で開催中の世界選手権で男子81キロ級イラン代表のサイード・モラエイが同国政府から、イスラエルの選手との対戦を避けるため棄権するよう圧力をかけられていたと明らかにした。「国の当局からの圧力を確信している」と語った。

 イランは敵対するイスラエルを国家として認めていない。28日に試合に臨んだモラエイは準決勝に進出し、決勝でイスラエル代表サギ・ムキと対戦する可能性があった。関係者によると、準決勝前に棄権を巡ってコーチと激しくやりとりし、IJFも巻き込む混乱に。モラエイは準決勝で敗れた。