昭和史の実証的研究で知られるノンフィクション作家の保阪正康さんの業績を通じ、昭和の実像に迫る特別展が31日、札幌市の北海道立文学館で始まった。この日は講演会も行われ、保阪さんは昭和の時代について「敗戦や占領など、人類が体験したことが全て詰まっている。この時代を生きた人は貴重で、何が真実なのか分かっている」と語った。

 自身の研究の狙いについては「歴史年表の1行には無数の人の生き方が凝縮している。それを表現したいと思ってきた」と説明した。

 特別展は保阪さんの直筆原稿、取材ノートやメモ、愛用の手帳などを計約300点展示している。11月7日まで。