北海道紋別市の紋別アイヌ協会は31日、かつてアイヌの遺骨が埋葬されていた墓地の跡地で、神に祈り、先祖を供養する伝統儀式(アイヌ語でカムイノミ・イチャルパ)を行った。

 道内外や海外から参列した人らが民族衣装を着て、神と先祖に食べ物や酒を奉納し、協会の畠山敏会長(77)があいさつ。

 畠山さんは、サケ漁は先住民族であるアイヌの権利だとして、儀式で供えるサケを同日午前に道の許可を得ずに捕る予定だったが、9月1日にも別の儀式があることから漁を延期した。

 この日は儀式に先立ち、紋別市立博物館からアイヌの遺骨を引き取り、市内で納骨した。