日仏両国が共同研究を進める高速炉実証炉「ASTRID(アストリッド)」を巡り、フランス側が計画を大幅に縮小する方針を示しているのを受け、経済産業省が30日、2020年度予算の概算要求にアストリッド建設を目的とした費用を盛り込まなかったことが分かった。

 日本は高速増殖原型炉もんじゅの廃炉を決めており、アストリッド計画を高速炉開発の柱としたい考えだったが、今後の開発計画の先行きは不透明だ。

 経産省は、高速炉開発関連予算として本年度のアストリッドの予算(41億円)とほぼ同額を要求。高速炉開発に関する日仏の協力継続を確認しているほか、米国との連携も進める方針。