着用するだけで心拍数などの生体データを計測できる「スマート衣服」の開発に取り組む大阪大大学院の研究グループとトーア紡コーポレーション(大阪市中央区)は30日、ウール製の肌着を使用し、北極圏で心拍数など生体情報の取得に成功したと発表した。北海道の冒険家荻田泰永さん(41)のチームが着用し確認した。

 大阪大大学院基礎工学研究科の清野健教授らによると、ウール製のスマート衣服は例がない。冒険や登山時の安全性を向上させる他、体温調節機能が衰えた高齢者の低体温症を防ぐ機能を持つ衣類として実用化に向け改良を進める。