大規模な保険の不正販売が発覚したかんぽ生命保険と日本郵便に対し、金融庁が9月中旬をめどに保険業法に基づく立ち入り検査を実施することが30日、分かった。保険料を二重払いさせるなど顧客の利益を軽視した販売が横行していたとみている。検査を踏まえ、年内にも厳正な行政処分を出す。業務改善命令にとどまらず業務停止を命じる可能性もある。

 外部有識者の弁護士3人で構成する日本郵政グループの特別調査委員会が原因究明に着手しており、9月末に中間報告を公表する予定。金融庁は当初、中間報告後に検査に入る方針だったが、顧客の利益保護を急ぐため、報告を待たずに検査に踏み切る。