2020年度予算編成で財務省は30日、各省庁からの概算要求を事実上締め切った。一般会計の要求総額は105兆円規模に膨らみ、2年連続で過去最大を更新。年金・医療など社会保障を担う厚生労働省や防衛省の要求が最高額を塗り替え、災害対策費も全体を押し上げた。今年10月の消費税増税に伴う景気対策などは別枠で上積みするため要求には含んでおらず、査定で抑えても、12月に組む予算案は19年度の101兆4千億円を超える可能性が高まった。

 安倍政権は景気後退を防ぐために歳出拡大を辞さない考えで、増税に踏み切っても財政健全化の進展は多難な情勢だ。