東日本大震災で被災した仙台市若林区の震災遺構・荒浜小校舎を、校外学習や教員研修の場としてより一層活用しようと、市と市教育委員会、宮城教育大(同市青葉区)は30日、連携協定を締結した。被災経験や教訓の風化が懸念される中、震災遺構を「生きた教材」として役立てる狙い。

 3者は、教職員向けに荒浜小を活用した授業の手引書を作り、今年から市内の小中学校に配布している。協定締結を機に、こうした防災教育の取り組みを強化。教員志望の学生の研修も行う。

 荒浜小は震災の津波で校舎の2階床上まで浸水。校舎内にいた児童や住民は無事だったが、荒浜地区では190人以上が犠牲になった。