防衛省は30日、2020年度予算の概算要求を、過去最大の総額5兆3223億円とすると決めた。19年度当初予算比で1・2%増。昨年策定の防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」で宇宙など安全保障上の新領域での対処能力強化を掲げたことを踏まえ、実現への第一歩と位置付ける。海上自衛隊の護衛艦「いずも」を事実上空母化するための改修費31億円や、同艦で運用する米国製戦闘機F35Bの6機の取得費846億円を計上した。

 19年度に続き米軍再編関連経費などは金額を示さない「事項要求」としており、年末の予算編成へ向けて防衛費は膨らむ可能性が高い。