400円相当の商品を万引したとして、窃盗罪に問われた被告に、名古屋地裁(吉井隆平裁判長)が懲役1年2月(求刑懲役1年6月)の実刑判決を言い渡したが、勾留日数を刑期を満たすまで算入し、即日釈放となったことが30日、分かった。被告は約1年7カ月勾留されていた。判決は29日付。

 精神障害のある被告が訴訟能力を有するかが争点だった。弁護人の多田元弁護士によると、起訴前の取り調べや2018年4月の初公判で被告に別人格が現れたことから、弁護側が精神鑑定を請求。鑑定手続きが長期化したという。

 被告は18年1月25日、名古屋市の店舗で食料品4点(計432円)を万引した。