性同一性障害で性別を変えたことを勤務先の病院で同意なく明かされ、精神的苦痛を被ったとして、大阪市の40代の女性が30日、運営する医療法人(大阪府)に慰謝料など約1200万円の損害賠償を求め大阪地裁に提訴した。

 訴状などによると、原告は物心が付いたころから女性としてのアイデンティティーを持ち、20代で性別適合手術を受け、2004年には戸籍上の性別も女性に変更した。

 13年10月、大阪府内の病院で看護助手として働き始めたが、上司から「元男性」と公表するよう求められた。「戸籍も変わっているし、必要はないのでは」と伝えたが、同僚の前で明かされた。