猛烈な雨で浸水し、患者らが取り残されたまま孤立状態となった佐賀県大町町の順天堂病院について、県は30日、大型車両が通行できる程度まで周囲の水位が下がったと明らかにした。歩いて行き来する人もおり、事実上、孤立状態が解消した。アクセス確保に向け、国土交通省が夜通しでポンプ車による排水作業を続けていた。

 病院周辺は28日に広範囲に冠水し、県によると患者110人、病院に併設する介護老人保健施設の入所者69人ら計215人が取り残された。病院には近くの鉄工所から流れ出た油の混じった水も入り込んだ。油の臭いで吐き気や体調不良を訴える人もいるという。