【ウィーン共同】カザフスタン政府は29日、ナザルバエフ前大統領が旧ソ連のセミパラチンスク核実験場を閉鎖した記念日に合わせ「核なき世界」の実現に向けた貢献を表彰する「ナザルバエフ賞」を、国際原子力機関(IAEA)の故天野之弥事務局長に同日授与したと発表した。

 同日は国連が「核実験に反対する国際デー」と定めている。首都ヌルスルタンでの式典には7月に死去した天野氏の妻幸加さんや賞を創設したナザルバエフ氏、トカエフ大統領らも出席。軍事転用の疑いのあるイランの核開発を大幅に制限したイラン核合意の監視や検証を、国際的重圧の中で続けてきたことなどを授賞理由に挙げた。