愛媛県の中村時広知事は29日、今年1月に匿名で県庁に届いた劣化が進んだ大量の1万円札の束を日本銀行が鑑定した結果、1億661万円分の本物の紙幣だったと発表した。中村知事は「善意に心から感謝申し上げる」と述べ、子育てや防災関連の県の基金に積み立てる考えを示した。

 県によると、1月29日に知事宛ての段ボール箱が県庁に届き、変色してくっついた状態の1万円札の束が大量に入っていた。3月以降、日銀職員がピンセットで1枚ずつ剥がすなどして確認を進め、7月に作業を終えた。