「水銀に関する水俣条約」の発効から2年となり、水俣病の被害者と支援者らでつくる「水俣条約推進ネットワーク」は28日、熊本県水俣市で水銀規制の課題をテーマに講演会を開いた。参加した胎児性患者松永幸一郎さん(56)は、11月に出席するスイス・ジュネーブでの第3回条約締約国会議に向け「日本と同じ過ちを繰り返さないでと伝えたい」と話した。

 水俣条約は、水俣病の原因となった水銀による環境汚染や健康被害の防止を目指す国際条約。採掘から輸出入、使用、廃棄まで包括的に規制するもので、前文で水俣病の教訓にも触れている。