国土交通省は28日に公表した2020年度予算の概算要求で、整備新幹線の建設費を19年度当初の792億円から増額するよう求めた。九州新幹線長崎ルートで未着工となっている新鳥栖―武雄温泉(佐賀県)の環境影響評価(アセスメント)費の要求は見送った。

 建設費の増額要求は2年連続。北陸と長崎ルートの武雄温泉―長崎の開業が遅れないよう、人件費の高騰分などに充てる。具体的な要求額は示さなかった。

 長崎ルート・新鳥栖―武雄温泉のアセスは着工前に必要な手続きだが、与党が示したフル規格での整備方針に反対している佐賀県に配慮し、「事項要求」としても盛り込まなかった。