茨城県日立市の職員が4月、夫から暴力を受けて市外に転居していた女性の住所を、夫に迫られて漏らしていたことが27日、市への取材で分かった。市は職員を訓告処分とし、今後、慰謝料などとして女性に約160万円を支払う。

 市によると、4月23日、女性の転居先を教えるよう夫から国民健康保険課に電話があった。対応した男性職員は、ドメスティックバイオレンス(DV)の被害者らを保護するための市のシステムでパソコン画面に警告が表示されたため当初は回答を拒んだが、しつこく迫られて住所を教えてしまったという。

 職員はその日に上司に報告し、市が県警日立署に連絡、女性は保護された。