映画「タロウのバカ」(9月6日公開)の完成披露上映会が東京都内で開かれ、出演したYOSHI、菅田将暉、仲野太賀と、大森立嗣監督が舞台あいさつ。主人公タロウ役でスクリーンデビューした16歳の新星、YOSHIについて、菅田は「タロウを演じられるのは彼しかいなかった。すごい才能」と絶賛した。

 社会からはじき出された少年3人の過激な“疾走”を描いた作品。主演のYOSHIはモデルとして活動しており、大森監督が「グーグル検索で見つけて」起用した。型にはまらない存在感が「何者でもない」タロウのイメージに重なったという。

 初めての舞台あいさつに「緊張している」というYOSHIだったが、大森監督を「たっちゃん」と呼んだり、壇上で跳びはねたりと、型破りな行動を連発。菅田を「こんな興味深い生き物はいない。新人類ですよ」と苦笑させた。

 自由過ぎるYOSHIの姿に、俳優の菅田と仲野は「この才能を生かすも殺すも俺ら次第だ」と感じたという。「大人として彼に何を教えるべきか、撮影前に2人でかなり会議した」と菅田。大森監督も「彼をつまらなくしたら、われわれの責任だと思った」と振り返った。

 周囲の支えもあって、見事に主役を務め上げたYOSHI。仲野は「どんどん成長していく彼の、大人と子どもの間の絶妙なところを撮影できた。自分もそこに立ち会えてうれしい」と話した。