ろうそくをともし、無縁仏を供養する京都の風物詩「千灯供養」が23日、京都市右京区の化野念仏寺で始まった。雨風にさらされ丸くなった数千の石仏や石塔が揺れる炎に照らされ、参拝者が静かに手を合わせた。24日まで。

 午後6時ごろ、僧侶らが地蔵堂から境内を回って読経。雨の中、傘を差した参拝者らがともしたろうそくのあかりで「西院の河原」に並ぶ石仏が夕闇に浮かび上がった。

 寺の一帯は平安時代から葬送の地として知られ、千灯供養は明治時代に周辺の石仏を集めて弔ったのが始まりという。