茨城県科学技術振興財団は23日、ナノテクノロジー分野の業績をたたえる江崎玲於奈賞に、柔軟で伸縮性に優れた有機半導体を開発した東京大の染谷隆夫教授(50)を選んだ。人の肌や衣服など凹凸のある表面に貼り付けられるセンサーを実現しており、医療やスポーツ科学への応用が期待されている。

 有機半導体は、極めて薄く軽い電子部品を作れるのが特長。異物を装着していると感じさせずに長時間にわたって体温や心拍数を測ったり、関節や筋肉の動きを解析したりするのに適している。

 体内に埋め込めるセンサーの開発も進行中。将来は神経の働きも測定可能になるかもしれない。