戦後にシベリアやモンゴルに抑留され、強制労働に従事して死亡した日本人犠牲者を追悼する集いが23日、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑で開かれた。抑留経験者や遺族らが黙とう、献花し「一日でも早く戻ってほしい」と早期の遺骨返還を訴えた。

 主催したシベリア抑留者支援センターの世話人で、抑留経験がある新関省二さん(93)は「事件はソ連が計画・実施し、資料も遺骨も全てロシアにある。ロシア政府や軍が主体となって調査や鑑定を行い、日本側に届けるのが道理だ」と訴えた。

 厚生労働省によると、抑留された約57万5千人のうち、約5万5千人が抑留中に死亡したと推計される。