原爆投下直後の広島の惨状を再現した映画「ひろしま」(関川秀雄監督)の上映が2日、広島市中区の映画館「八丁座」で始まった。英語字幕付きで、外国人にも鑑賞を促す狙い。10日からは京都市上京区の映画館「出町座」でも上映される。

 1953年に公開された「ひろしま」は、広島で被爆した少年少女の手記集「原爆の子」が原案。9万人近い広島市民がエキストラとして撮影に参加し、壊滅した市街地を逃げ惑う被爆者の姿がリアルに描かれている。

 55年にベルリン国際映画祭の長編映画賞を受賞したが、大手映画会社が配給に消極的だったため、国内では上映が限られ「幻の映画」となった。