東日本大震災で被災した仙台市若林区の荒浜地区で、震災遺構として保存が決まった住宅の基礎部分の公開が2日、始まった。多くの見学者が訪れている震災遺構・荒浜小校舎近くに位置し、住宅を根こそぎ奪った津波の威力を物語る。元住民は「震災前はにぎやかに楽しく生活していた場所だったことを感じてもらいたい」と話す。

 保存されているのは同地区の中で最も海辺に近い区画にある6世帯。ひび割れた壁や浮き上がった土台、津波でえぐられた地面などをできるだけ手を加えずに残し、見学通路や案内板を設けた。

 荒浜地区は震災前、約800世帯2200人が暮らした。