東日本大震災からの復興政策の効果を検証する政府の有識者作業部会は2日、東京電力福島第1原発事故で被災した福島県沿岸部を視察した。4月に避難指示が一部解除された大熊町の石田仁副町長は聞き取りに「住民が安心して帰還できる環境整備を進める必要があるが、長い時間がかかる」と述べた。

 視察には作業部会座長代理の増田寛也・東大公共政策大学院客員教授(元総務相)ら3人が参加。大熊町では新設された役場庁舎を訪れ、住宅整備状況などを確認した。

 全域避難が続く双葉町では、帰還困難区域で先行して除染を進める「特定復興再生拠点区域」のJR双葉駅周辺を見て回った。