ロシアのメドベージェフ首相が2日、北方領土の択捉島を訪れたことを受け、元島民からは「日ロ平和条約締結への期待に水を差す行為」などと憤りの声が上がった。

 同島出身の伊藤光作さん(84)=秋田県由利本荘市=は「とにかく腹が立つ」と怒りをあらわにした。伊藤さんは、メドベージェフ氏が繰り返し北方領土を訪問しているとして「日本との関係を軽視しているように感じる。政府は強く抗議してほしい」と訴えた。

 また、同島出身の岩崎忠明さん(85)=札幌市豊平区=は、日本側の働き掛けにもかかわらず首相が訪問を強行したことについて「指をくわえて見ているしかなく悔しい」と話した。