【ウラジオストク共同】ロシアのメドベージェフ首相は2日、北方領土の択捉島を訪問した。日本の中止要請に応じず、強行した。メドベージェフ氏の北方領土入りは2015年8月以来4年ぶりで4回目。日ロ平和条約締結交渉が停滞する中、実効支配する北方領土の開発を急ぐ姿勢を内外に誇示する狙いがある。

 菅義偉官房長官は2日、「領土問題に関するわが国の立場と相いれない」と述べ、訪問に反対する考えを示した。

 安倍晋三首相は9月、極東ウラジオストクでプーチン大統領と会談する意向。今回の訪問には、首脳会談を前に領土問題で妥協しない姿勢を示し、日本をけん制する意図もありそうだ。