【ウィーン共同】ドイツのメルケル首相は19日、1989年に当時の東ドイツ市民らが西側の「自由世界」へと集団越境してから30年になるのを記念し、ハンガリー西部ショプロンで演説、「連帯と自由、人道の欧州の価値が反映されていた」と振り返った。ドイツメディアなどが伝えた。

 ショプロンはオーストリアとの国境に位置。旧東側諸国で民主化の動きが高まる中、ハンガリーは「鉄のカーテン」と呼ばれた国境の鉄条網撤去に踏み切っており、同国経由で西ドイツを目指す東ドイツ市民ら600人以上が8月19日に一挙に脱出した。集団脱出は、ベルリンの壁崩壊につながったとされる。