大麻取締法違反容疑で逮捕された後、東京地裁が勾留請求を却下して釈放されたベトナム人の男が、東京地検に在宅起訴された直後に海外に逃亡したことが16日、関係者への取材で分かった。本人に起訴状の送達ができず、裁判手続きは打ち切られた。

 関係者によると、男は「留学」の在留資格で埼玉県に住み、東京都内で大麻を所持した疑いで3月に逮捕された。地検は「在留資格の有効期限が迫っており、逃亡の恐れがある」として10日間の勾留を請求。しかし地裁は却下し、決定を不服とする地検の準抗告も退けた。