終戦直前に米軍のB29爆撃機が墜落した三重県名張市にある地蔵院青蓮寺で15日、亡くなった米兵11人と地元の戦没者36人を追悼する慰霊祭が行われた。参列した遺族らは、祭壇に並んだそれぞれの名簿に手を合わせ祈りをささげた。

 住職の耕野一仁さん(70)は「犠牲となった搭乗員や日本の若者の心中を察し、戦争を憎み、平和の大切さを後世に伝えていく」と追悼の言葉を述べた。

 B29は1945年6月5日、神戸を空襲した後に日本軍の攻撃で撃墜され、寺の近くに墜落。搭乗員11人のうち2人が死亡し、9人はパラシュートで降下したが捕らえられ、日本軍に命を絶たれたとされる。