東日本大震災から8年5カ月となった11日、津波で被害を受けた福島県南相馬市の塚原海岸で地元住民の有志らが、地域の伝統行事や震災前の風景を巨大なシートに描いた絵を防波堤に掲げた。18日まで展示する。

 住民の古里の思い出をアートで表現し、地元を盛り上げようと有志による市民団体が企画した。縦1・8メートル、横5メートルのシート8枚に、海岸で行った地引き網漁や、相馬地方の伝統行事「相馬野馬追」で騎馬武者が駆け抜ける様子を描いた。

 市民団体は3月以降、住民から好きな風景を聞き取り、その情報を基に東京の芸術家にデザインの制作を依頼。地元住民が下絵に色を塗った。