北方領土の元島民らが10日、空路で択捉、国後両島の墓地を訪問し、慰霊式を行った。空路墓参は高齢化が進む元島民の負担軽減を目的に2017年から始まり、今回で3回目。約70人が参加し、11日に北海道・中標津空港に戻る予定。

 元島民らは10日朝、中標津空港をチャーター機で出発。その後2班に分かれ、択捉、国後両島を訪れた。

 出発前に空港で開かれた式で、国後島の元島民の大塚小弥太団長(90)は「北方四島に眠る肉親の冥福を祈りたい」と話した。

 昨年7月に行われた空路墓参では、入域手続きの際に政府関係者らの衛星携帯電話6台がロシア当局に没収されるトラブルが発生した。