2020年の創建100年に向け社殿の修繕を進める明治神宮(東京都渋谷区)で10日、工事のため昨年5月に仮殿に移されていたご神体を本殿に戻す「本殿遷座祭」が行われた。

 遷座祭の「遷御の儀」は午後7時ごろ開始。勅使と宮司ら神職がご神体を仮殿から運び出し、暗闇の中、白い幕で囲われたご神体を本殿に戻した。雅楽の音色と神職らの「オー」という掛け声が響き渡り、神秘的で厳かな雰囲気に包まれた。

 明治神宮は、戦災で創建時の社殿がほとんど焼失。1958年に再建したが、経年劣化で屋根の傷みが激しく、銅板屋根のふき替え工事などを進めている。7日までに本殿の修復が終了した。