京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件で、凄惨な現場に遭遇した消防隊員に起こり得る「惨事ストレス」への対応が、課題になっている。専門家は「周囲の人が見守ることが大事」と長期のケアの必要性を指摘する。

 大災害やテロなどの現場に居合わせると、不眠や当時の光景がよみがえるフラッシュバックなど、惨事ストレスの症状が生じる可能性がある。

 惨事ストレスに詳しい兵庫県こころのケアセンターの大沢智子研究主幹は「経験の少ない若い隊員は特に症状が出やすい。発症に時間がかかることもあるので、周囲の人も長期的に見守ることが大事」と話した。