乗員9人が死亡した群馬県の防災ヘリコプター墜落事故で、県は防災ヘリを失い、山岳救助などの要請には、応援協定を結ぶ周辺7県のヘリや県警ヘリで対応している。ヘリの運用状況や天候によっては、他県に出動を断られることもあるが、後継機の納入は2020年末になる見通し。事故から10日で1年。救助に支障を来しかねない状態が続く。

 前橋市の県庁から約10キロ離れた「防災航空センター」。4月に新設されたが自前のヘリがなく、県内の消防本部からの派遣を含む隊員は、他県との連絡調整を担う。技術維持のため、ヘリの機体を模した装置から、傷病者をつり上げて救助する訓練も欠かさない。