全国の児童相談所が2018年度に児童虐待の相談・通告を受けて対応した件数が15万9850件(速報値)に上ったことが1日、厚生労働省のまとめで分かった。1990年度の統計開始から28年連続の増加。児相との連携を進める警察からの通報が増えており、子どもの前で家族に暴力を振るう「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」などの心理的虐待が55・3%を占めた。

 悲惨な虐待事件が相次いだことを受け、来年4月には、親による子どもへの体罰を禁止する改正児童虐待防止法と改正児童福祉法が施行される。政府は虐待対応に当たる児童福祉司の増員を決定している。