【バンコク共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)は31日、タイの首都バンコクで外相会議を開き、一部加盟国と中国が領有権を争う南シナ海問題を巡り「複数の閣僚から懸念が示された」などとする共同声明を発表した。南シナ海における中国の対艦弾道ミサイル発射実験が明らかになったことなどを念頭に置いている。

 ASEAN外交筋によると、「深刻な懸念」との文言を声明に盛り込むかどうかで会議は紛糾。反中国のベトナムは盛り込むよう強硬に要求したが、経済的な結び付きが強い親中国カンボジアなどが押し戻し、「懸念」に落ち着いた。