東日本大震災で大きな被害が出た宮城県石巻市で31日、石巻川開き祭りが開かれ、犠牲者を追悼する色とりどりの灯籠約4千個が旧北上川に流された。灯籠には「見守ってくれてありがとう」「大好きだよ」と故人へのメッセージが書かれ、住民らはさまざまな思いを胸に、川面に揺れる穏やかな光を見つめた。

 日が暮れ始めた中、祭りの実行委員らが船の上や川べりから灯籠を流し始めると、小さな光が水面に反射して、川全体にピンクや黄の優しい色が浮かび上がった。

 川沿いで灯籠を見つめた同市のパート従業員石坂市千代さん(63)は、孫の佐々木明日香ちゃん=当時(6)=を津波で失った。